- 第1回:ミトコンドリアとは?細胞との関係をわかりやすく解説
- 第2回:老化とミトコンドリアの深い関係
- 第3回:ATPとは?エネルギー産生の仕組み
- 第4回前半:ミトコンドリアを増やす方法(運動・食事・睡眠)
- 第4回後半:ミトコンドリアを増やす方法(運動・食事・睡眠)
- 第5回:PQQ・NMN・コエンザイムQ10を比較
- 第6回:マイトルビン®とは?研究内容を紹介
- 第7回:健康寿命を延ばすために今日からできること
第5回|PQQ・NMN・コエンザイムQ10を比較|ミトコンドリア研究で注目される成分をわかりやすく解説
はじめに
近年、「ミトコンドリア」という言葉とともに、PQQ、NMN、コエンザイムQ10などの成分が注目を集めています。
健康食品やサプリメントを探していると、
-
PQQはミトコンドリアを増やす?
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NMNは若返り成分なの?
-
コエンザイムQ10との違いは?
-
どれを選べばいいの?
と疑問に思う方も多いでしょう。
これらはすべてミトコンドリアに関連する研究が行われている成分ですが、それぞれ役割や研究の方向性が異なります。
今回は、それぞれの特徴や違いについて、現在の研究内容をもとにわかりやすく解説します。
ミトコンドリア研究が注目される理由
ミトコンドリアは細胞内でATP(アデノシン三リン酸)という生命活動に必要なエネルギーを作り出しています。
加齢とともにミトコンドリアの機能は変化すると考えられており、
-
疲れやすさ
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筋力低下
-
フレイル
-
サルコペニア
-
認知機能との関連
-
心血管機能との関連
など、さまざまな分野で研究が進められています。
そのため、
「ミトコンドリアを支える成分」
への関心が高まっています。
コエンザイムQ10とは?
もっとも有名なミトコンドリア関連成分が**コエンザイムQ10(CoQ10)**です。
コエンザイムQ10は私たちの体内にも存在する脂溶性の補酵素で、ミトコンドリア内の電子伝達系に関わり、ATP産生を助ける役割があります。
さらに、抗酸化作用を持つことでも知られています。
特徴
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ATP産生を助ける
-
抗酸化作用
-
加齢とともに体内量が減少することが知られている
-
食品ではイワシ、サバ、牛肉などに含まれる
現在では世界中で利用されている代表的なサプリメントの一つです。
ただし、コエンザイムQ10は「ミトコンドリアそのものを増やす」ことを目的とした成分ではなく、ミトコンドリアが働く環境を支える成分として研究されています。
PQQ(ピロロキノリンキノン)とは?
PQQは近年注目されているビタミン様物質です。
基礎研究では、
ミトコンドリア生合成(新しいミトコンドリアを作ること)
との関連が報告されています。
PQQは細胞内でPGC-1αなどの経路に関わる可能性が研究されており、新しいミトコンドリアが作られる仕組みとの関係が注目されています。
特徴
-
ミトコンドリア生合成との関連が研究されている
-
抗酸化作用を持つ
-
納豆やキウイ、ピーマンなどに微量含まれる
ただし、人での研究は現在も進められており、さらなる検証が期待されています。
NMNとは?
NMN(ニコチンアミド・モノヌクレオチド)は、近年特に注目を集めている成分です。
NMNは体内でNAD⁺という補酵素へ変換されます。
NAD⁺は、
-
エネルギー産生
-
DNA修復
-
細胞の代謝
-
サーチュイン(長寿関連タンパク質)の働き
などに関与しています。
加齢とともにNAD⁺は減少すると考えられており、その補給を目的としてNMNの研究が進められています。
特徴
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NAD⁺の材料
-
エネルギー代謝をサポート
-
老化研究で注目されている
-
世界中で研究が進行中
現時点では健康維持との関連について研究段階であり、今後の成果が期待されています。
5-ALAとは?
5-ALA(5-アミノレブリン酸)はアミノ酸の一種です。
ヘムという物質の材料になり、細胞のエネルギー代謝との関係が研究されています。
植物にも動物にも存在する天然成分で、
-
発酵食品
-
ワイン
-
納豆
などにも含まれています。
L-カルニチンとは?
L-カルニチンは脂肪酸をミトコンドリアへ運ぶ働きをしています。
脂肪は、そのままではミトコンドリアへ入ることができません。
L-カルニチンが運搬役となることで、脂肪をATP産生に利用できるようになります。
運動やダイエット分野でも広く利用されている成分です。
α-リポ酸とは?
α-リポ酸はミトコンドリア内で働く補酵素です。
糖質をエネルギーへ変える酵素を助ける働きがあり、
さらに抗酸化作用も知られています。
コエンザイムQ10と組み合わせて利用されることもあります。
ビタミンB群も忘れてはいけない
意外と見落とされがちなのがビタミンB群です。
ビタミンB群は、
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糖質
-
脂質
-
たんぱく質
をATPへ変換する際に欠かせない補酵素です。
不足するとエネルギー代謝がスムーズに進まなくなる可能性があります。
サプリメントだけでなく、日頃の食事から十分に摂取することも重要です。
マイトルビン®とは?
近年、新たな植物由来成分として注目されているのが**マイトルビン®**です。
マイトルビン®は、ミトコンドリアの品質管理に関わるタンパク質MITOLに着目した研究から見いだされた成分です。
従来のサプリメントは、
-
抗酸化作用
-
ATP産生の補助
-
NAD⁺の補給
などを目的とするものが中心でした。
一方でマイトルビン®は、
ミトコンドリアそのものの品質維持や働きを支える可能性
について研究が進められている点が特徴です。
現在も研究段階であり、今後の成果が期待されています。
それぞれの違いを比較
| 成分 | 主な研究対象 | 特徴 |
|---|---|---|
| コエンザイムQ10 | ATP産生・抗酸化 | ミトコンドリアの働きを支える補酵素 |
| PQQ | ミトコンドリア生合成 | 新しいミトコンドリアとの関連が研究されている |
| NMN | NAD⁺補給 | エネルギー代謝や老化研究で注目 |
| 5-ALA | エネルギー代謝 | ヘム合成との関係 |
| L-カルニチン | 脂肪燃焼 | 脂肪酸をミトコンドリアへ運ぶ |
| α-リポ酸 | 糖代謝 | エネルギー代謝を助ける補酵素 |
| マイトルビン® | MITOL研究 | ミトコンドリア品質管理との関連が研究されている |
サプリメントだけに頼らないことが大切
これらの成分はいずれも注目されていますが、どれか一つを摂れば健康になれるというものではありません。
ミトコンドリアを健やかに保つためには、
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有酸素運動
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筋力トレーニング
-
バランスの良い食事
-
十分な睡眠
-
ストレス管理
といった生活習慣が基本となります。
サプリメントは、こうした生活習慣を補う一つの選択肢として考えることが大切です。
まとめ
PQQ、NMN、コエンザイムQ10、5-ALA、L-カルニチンなどは、それぞれ異なる仕組みからミトコンドリアとの関連が研究されている成分です。
コエンザイムQ10はATP産生を助ける補酵素として、PQQはミトコンドリア生合成との関連、NMNはNAD⁺を介したエネルギー代謝との関連など、それぞれ役割が異なります。
また、マイトルビン®はMITOLというタンパク質に着目した新しい研究から見いだされた植物由来成分であり、ミトコンドリアの品質管理との関連が期待されています。
今後の研究によって、これらの成分についてさらに新しい知見が得られることが期待されます。
次回はシリーズ第6回として、「マイトルビン®とは?研究内容を紹介|MITOL研究から生まれた新しい植物由来成分」について、研究背景や開発の経緯を詳しくご紹介します。
- 第1回:ミトコンドリアとは?細胞との関係をわかりやすく解説
- 第2回:老化とミトコンドリアの深い関係
- 第3回:ATPとは?エネルギー産生の仕組み
- 第4回前半:ミトコンドリアを増やす方法(運動・食事・睡眠)
- 第4回後半:ミトコンドリアを増やす方法(運動・食事・睡眠)
- 第5回:PQQ・NMN・コエンザイムQ10を比較
- 第6回:マイトルビン®とは?研究内容を紹介
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